今回はコチラの本。
大学3年生の頃、当時読書なんてまともしたことなかった私が憑りつかれたように本を読むきっかけになったひすいこたろうさんの本です。彼の本で何度気付かされ、救われたでしょうか。
ひすいさんの本は絶妙な緩さ加減で、笑ってしまう部分はたくさんあるのですが、その中に生き方に関する物凄く深いメッセージがいつも含まれていて大好きです。
今日はそんなひすいさんの本のご紹介。
人は「自分だけは死なない」と思っている
冒頭に書かれていることなのですが、いささかハッとさせられる言葉でした。
家族や知人が亡くなることを経験しても、普段なんとなく生きていると自分の死なんてそんなに考えない。それはつまり、「自分だけは死なない」って心のどこかで思っているということなのではないでしょうか。
でも、頭ではわかっているように、私たちはいつか死にます。世の中に絶対って言えることはないけど、これだけは絶対。
この本はひすいさんらしく笑いもありつつ、前向きに自分の死について向き合うきっかけをくれる本です。
死と向き合うことは生と向き合うこと
人間いつ死ぬかわからない。だからこそ、1日1日を最後だと思って生きる。
自分の死にリアリティを持つとタイムリミットができる。夏休みの宿題は前日がはかどるのは明日から生活が変わることを意識するから。
多分それと同じなんだと思います。
いろんな本を読んでるとそういう考え方と触れ合う機会は何度もありました。頭ではわかる。でも正直、ありありとリアリティを持てなかった。
でも、この本の中にある沢山の物語
- 東北の津波で被害を受けた方の話
- 戦時の特攻隊の方の話
- 家族を置いて急死したお父さんの話
などなど、読んでいて自分の生があるということが当たり前でないことを感じずにはいられませんでした。
家族に感謝
あらゆる視点で自分の生と死を考えていくと、やはり自分が生きていることに感謝せずにはいられません。今自分が生きているということは生んでくれた両親がいるということ。それよりさらに前からずーーっと命のバトンをつなぎ続けてくれたということ。やっぱり思うことは
両親への感謝
本当にありがとう。これからもよろしく。
最後に、この本の中の一文をご紹介。
「人間生まれてきたときは裸。死ぬときにパンツひとつはいてれば勝ちやないか。」
明石家さんまの祖父死ぬ時はパンツ履いておこうと思います。
、、、あれ?ちょっと違うか(笑)とにかく面白い本ですよ!興味のある方は読んでみて下さい!(^^)