先日「持続可能な資本主義」という本を紹介しました!もともと書評みたいのを書くのが好きなのでたまにこうやってアップしていこうと思います(^^)
今回はこちらの本!
まっすぐな生き方を書いた本
言わずと知れたアウトドアブランドスノーピークの社長、山井さんの本です。いまや世界的に有名なアウトドアブランドが現在に至るまでの山井社長の考え方と行動について書かれています。
山井社長はスノーピークの企業理念を「経営のコンパス」と表現し、「真北に進み続ける」という言葉を大切にされている。
経営のコンパスである企業理念を明確にし、企業理念の達成のために日々の活動を行い真北に進み続ける。
経営理念は会社のあり方を示すものだから会社の存在価値を明確にしているとも言える。その経営理念に向き合い、行動と言葉を一致させるスノーピークのまっすぐな姿勢が今日のスノーピークのある姿を作っているのだと感じました。
ユーザー目線に徹し「ほしいモノ」だけを作る
製品に対して永久保証するのは当然
敢えて他社と反対に進む勇気を持つ
こういった業界の常識にとらわれない積極的な展開ができるのは会社の存在価値ともいえる、企業理念を言葉としてだけではなく、行動でも語り、明らかにしているからこそなのでしょう。
「自分たちのあるべき姿がはっきりしているからこそ、それを追求できる。」
言葉でいうよりはるかに難しいことだが、それを体現する企業のあり方そのものが格好いい。そして、そういった経営を進めるためのチャレンジの経緯なんかも見えてなおさら格好いい。
「社長自らが先頭に立ってアウトドアを楽しむ」ということから考えること
私は一度だけ山井社長の講演を拝聴したことがありますが、この本に書かれていることと全く同じことを話されていた。本当に理念にまっすぐで素直な方なんだと思います。言動に嘘がないと言いますか、大きな芯が1本通っている。そんな山井社長の講演を聞き、本を読むと心の底からアウトドアが好きで楽しんでいることが伝わってくる。
やりたいことを言葉にする。
言葉にしたことを行動で示す。
人間って本来そんなシンプルな姿が一番いいんだなって感じます。
だから私は書評で発信し続ける
格好いい経営者が周りにたくさんいる。私はそういう意味で本当にラッキーだと思うし、恵まれています。そして、実家の車屋さんの経営に携われることに本当に幸せを感じています。
一方で、どれだけいい環境にいたってやっぱりうまくいかないことは腐るほどあります。成功者はみな一度は失敗してるものってわかっていても、実際自分になかなかうまくいかないことが起こるとそんな軽々とは乗り越えられない。時には心が折れそうになるし、そんな時は「もう無理だー!」とか言ったり、その状況から逃げたくもなります。
でも、そんな時こそ山井社長の言う「真北に進み続ける」というのが大切なのだと思う。
経営のコンパスである企業理念。
うちの会社の企業理念には”地域に幸せの本質を発信し続ける”とあります。そう、上手くいっている時もそうでない時もこの「真北」からは逸れてはいけない。この言葉は本質的には教育業としての車屋のあり方を示しています。だからこそ、心動く本を読んだ時には感じたことを書いて公開しよう思ったのです。自分の中にあるものしか伝えられないけど、自分の伝えられることは精一杯伝える。この行動がいつか自分たちの理念を大きく達成することに繋がると思っています。
この本を読んで、そんなことを思いました!ぜひ読んでみて下さい(^^)