また、ブログを読んでいただきありがとうございます!
さて、またまた読み終わりましたよ。長い本。
ジョー・ジラード氏は世界で最も車を売った男としてギネスブックに載っている方で、
1日平均販売台数6台
新車の販売のみで。仮に1台150万円と考えたとしても、毎日900万円の売り上げる。
自分から物やサービスを買ってもらうということは自身を信頼してもらっているということ。
「あなたから買いたい」と思われることは何よりも嬉しいことです。実際にジラード氏も”人々が買うのは商品ではなく、人なのだ”と言っている。そうやって考えると、著者はとてつもなく沢山の方に信頼され、喜ばれているんだと感じます。そんな彼の在り方は、仕事だけではなく豊かな人生を過ごす上で非常に参考になります。
前置きが長くなりましたが、簡単にこの本のご紹介。
成功に奇策なし!
この本には世界一のセールス記録を持つ人の「本当に大切な13のルール」が書かれています。ですが、この本には真新しいことは書かれていません。冒頭にも書かれていますが
ジョー・ジラードの成功の”秘密”を知りたいと思ってこの本を読んでいるなら、ただちに忘れろ。今すぐこの本を置くことだ。いいことを教えよう。秘密などない。近道も奇策もない。
~中略~
私が言っているのは、毎日の生活の中で、朝起きた瞬間から自動的に行うべき一連の行動のことだ。これらの理念があなたという人間そのものになる。人はあなたの中にそれらの理念を見る。
~中略~
規律ある習慣こそ、長い目で見て成功する唯一の方法だ。
つまり、朝起きたら歯を磨き、寝ぐせを直すように、夜帰ったら風呂に入って寝るように、日々の習慣にフォーカスした本になっています。
凡事徹底
これこそが成功への唯一の奇策と言えるということです。
厳しい口調の書き方の裏にあるもの
本書は少々「キツめ」の書き方をしてあります。上から目線の「こうすればうまくいく」、「こうしてはならない」というような命令口調が目立つのですが、これに関しては巻末にてこう書いてある。
この本を通じて、私がときに強引で推しつけがましいと感じた人がきっといると思う。
~中略~
最初に忠告したはずだ。この本を書いたのは、あなたを楽しませるためではないと。私がなぜこれほど頑なで強弁な姿勢を崩さないかというと、理由はひとつだ。私は勝利への強い情熱を持っている。その熱があなたにもうつらなければ、それはゴールにたどりつくための充分なガソリンがあなたのエンジンに入らないからだ。
本書の中に書いてあるが、
- 父親の暴力
- 最愛の妻の死
- オイルショックなどの時代の流れ
など、たくさんの苦境を超えてきた人間だからこそ愛を持った言葉をかけようとしているのが伝わる。言葉の裏にある情熱こそが、この本の中で一番参考になる部分かもしれません。
13のルールの中で私が一番大切にすると決めたこと
13のルールはすべて大切な自身の在り方について書かれているのですが、その中で私が一番大切にしたいと思ったのは、2番目に紹介されているルールである、「ポジティブな姿勢を持つ」ということです。
モチベーションと姿勢は違い、モチベーションは外的要因に左右されやすいです。「ポジティブな姿勢」というのは、自分のモチベーションを高く保ち続ける内面的な工夫だと私は解釈しています。それが熱意と呼ばれるものであれ、習慣と呼ばれるものであれ、大切なことは日常生活の中でやる気が自ずと出てくるサイクルを持つということ。
やる気がないことは問題でしかなくて、取り組むべき課題はやる気が自然と湧き出てくるような習慣を手に入れるということ。
そう考えると、モチベーションという部分をコントロールしやすいものとして捉えられます。
そんなこんなで、がっつり自己啓発本でした。なかなか読むのに時間がかかってしまいました(買ったの何年前だろうか、、、)が、良い本でした!興味のある方はぜひ!
まぁ、長いですけどね(笑)