今回はコチラの本読み終ったのでご紹介。
私は定期的に店頭の本屋さんに出向いて本を眺めて、目についた本を買うようにしています。この本はそんな感じで店頭でたまたま見つけた本です。「時間術」とか「仕事効率化」みたいなビジネス書っていうのは沢山ありますが、この本は非常に読みやすかったです。
そんな「神・時間術」を簡単にご紹介。
このページの目次
24時間を科学的に2倍にする
本書の表紙には”あなたの24時間を科学的に2倍にする”と書かれています。
すべての人には平等に1日24時間という時間が与えられています。この本では24時間でできる「仕事の量」を2倍にする方法を書いています。
仕事量=時間✕集中力
時間は有限だが、集中力は無限。本書はいかに集中力の高い仕事時間を確保するかを精神科医らしく脳科学的な考え方で書いてあります。
集中力の高い仕事時間を確保する方法
結論だけ言ってしまえば、この本は「仕事する時は仕事して、休む時は休もう!」と書いてあります。
本書では大きく分けて3つの方法が書かれています。
- 集中力サイクルに合わせ仕事をする
- 集中力を維持・回復させる
- 自己投資する
これら順にご紹介。
集中力サイクルに合わせた仕事をする
これは集中力が要する「集中仕事」と、集中力がそれほど必要ない「非集中仕事」を分け、集中力が高くなる時間帯を狙って集中仕事を行うという方法です。
つまり、集中力の高さを基準にしてやる仕事を選択するということ。
「時間を軸にするのではなく集中力を軸にする」というのは意外とやっていないように思います。そもそも仕事を「集中仕事」と「非集中仕事」に分けたりもしていないかもしれません。
本書によると、脳科学的に集中力が最も高いのは朝起きてから2時間くらいだそうです。そこに集中仕事を当てるのがベスト。
集中力を維持・回復させる
ポイントは集中力を根性論的に「高める」ではなく、科学的に「維持・回復させる」。プロスポーツ選手でも簡単なミスをするように、集中力の低下は避けられないこと。だからなるべく低下しにくい工夫と回復にはしっかり気を使おうという考え方です。
集中力が低下する前に小さな休憩を挟んだり、睡眠や軽い運動で脳内の回復物質を分泌させるなどの工夫をする。
本書ではそのための方法が朝・昼・夜に時間分けして書かれています。
自己投資する
仕事の効率を高めるためには仕事のスキルや情報処理能力を高めることも大切です。
仕事効率が上がる
↓
時間が生まれる
↓
自己投資で能力アップ
↓
仕事効率が上がる
↓
・・・
という感じ。
余談ですが、私が書いているこの記事は本を読み、内容をまとめ、文章化しています。この一連の作業も繰り返していくうちにどんどん効率が上がり、かかる時間も昔の半分以下になりました。
効率化の先になにを求めるか
本書では「絶対にやってほしくないこと」が書かれています。
それは、生まれた時間で仕事をすることです。
ご存知の通り、日本人の労働生産性は先進国の中でも下位です。反対に自殺率はトップクラスです。
労働生産性の低さを残業でカバーした結果、精神的な負担が大きくなり自殺率が上がる。
精神科医として日本のそういった暗い側面の最前線を見てきたからこそ病気の根本原因にアプローチしたいと思ったのかもしれません。
「仕事する時は仕事して、休む時は休もう!」
仕事にも楽しみはありますが、それ以外の部分にも幸せは沢山あります。そんな仕事以外の幸せを改めて見つめ直しませんかと提唱しているようにも感じる本でした。
興味のある方は是非チェックしてみて下さい(^^)