先日『ミッション』という本についてブログでアップさせて頂いたところ、続編?であるこちらの本をご紹介頂きました。前著に続く大変重要なことを考えさせられる本でしたのでご紹介。
ミッションとブランドは表裏一体
本書は元スターバックスCEOでもある岩田さんが前著でミッションの重要性を書いたことに対してそれと同等に大切だと考える「ブランド」について書いたものです。
岩田さんはまずミッションがあることが大切だと言う一方でブランドの必要性を説いています。ブランドというのは見た目やデザインというような表面上のモノではなく、根底にあるミッションが滲み出てきた結果であると言います。
例えば一流のファッションブランドはただデザイン性が優れているのではなく、その根底に明確なミッションがあり外見に滲み出てくるからこそ結果的にブランドであり続けることができます。
だからこそ、近年にわかに表現される「セルフ・ブランディング」などのように手法にフォーカスされたものとは異なります。
ひとりの人間としてのブランド
この話は企業に限った話ではなく、ひとりの人間としての生き方に通ずるものです。私が尊敬する方々は仕事においての姿以前に人としての在り方が格好いい。その人の哲学が仕事にもプライベートにも滲み出ていて、その滲み出た部分にこそその人たちを格好良いと感じるところがあります。
本人たちが意識しているかどうかはわかりませんが、そうやって周りの人に認識されている姿がまさにひとりの人間としてのブランドです。逆に格好悪く見えるのも悪い意味でのブランドなのかもしれませんね、、、(>_<)
自分はブランドを磨けているか?
この本を読んで、自分自身はブランドを磨けているのか?と考えさせられます。
ブランドを磨くと言っても、手法として見え方を工夫するのではなく自身の内面にあるミッションを体現することが必要です。
見た目がお洒落な人はたくさんいても、自身の哲学が外見の細部に滲み出てお洒落な人間はそう沢山はいないのかもしれません。
私自身もっとじぶんのミッションを体現する余地があると感じます。もっと丁寧に生きられるんだと思います。
そんなに分厚くもない軽めの本ではありますが、中身が本当に濃い本です。きっとまた何度も繰り返し読むことになるんだと思います。また、本書は岩田さんの考える「ブランドとは何か?」が図解もあってわかりやすく説明されています。とにかく格好良く生きたい人にはぜひ読んでほしい1冊です。今回はこの辺で!