車の消耗部品の代表ともいえる「タイヤ」
タイヤが良い状態であることが皆様の安心・安全なカーライフには必須であると言えます。
しかし、皆さんはタイヤが今良い状態なのか、悪い状態なのかってどうやって判断するかご存知ですか?タイヤの状態をチェックすることは自動車に乗る上でのマナーです。
また、タイヤは大きさや種類によって価格が大きく異なります。軽自動車のタイヤと大きな車のタイヤでは価格が倍以上違うこともあります。この記事ではタイヤの3つのチェックポイントについてご紹介したいと思います。
タイヤの状態をしる2つのポイント
①タイヤの製造時期
②タイヤの目の残量
おまけで
③タイヤのサイズ表記
これを見れるようになってください!
このページの目次
このタイヤはいつ製造された?
表記されている場所
実はタイヤにはいつ製造されたものかが明記されています。タイヤの側面にこのような表記はないでしょうか?
4桁の枠で囲まれた数字。この画像の「37」は製造された週、「10」は製造された年を意味します。この画像だと「2010年の第37週目」に製造されたタイヤという意味になります。
製造年が大切な理由
タイヤはゴムでできた部品なので経年劣化します。もちろん保存環境などにもよりますが、一般的には5年前後で交換することが推奨されています。経年劣化などでひび割れが進むと最悪の場合タイヤが走行中に破裂するという事故にもつながります。当店の目の前でタイヤがバーストする事故も実際に起こっています。
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もちろん5年ごとに交換するのが理想ですが、費用などもかなりかかります。ですので、スタッドレスタイヤを履かせる時などにご自身でチェックするのが望ましいでしょう。不安な方は車屋さんにご相談下さい。無理矢理乗り続けて大事故なんてことだけは避けて下さい。
タイヤの目が残っているか
タイヤの使用できる限界
一般的な車のタイヤの表面には凸凹としたパターン(溝)があります。これが無くなると交換しないといけません。タイヤの溝の間には小さな山になっているところがあります。
この小さな山と同じ高さまで溝が減ると車検は通りません。
つまり交換する必要があるということです。
ちなみに新品のノーマルタイヤは溝の底から約8mm、スタッドレスタイヤは約13mmあります。中古タイヤの目の残量を「6分山」などと表記することがあります。これはノーマルタイヤだと8mmを10とした時に6割残っている(5mm前後残っている)という意味になります。
限界まで使えるが、、、
タイヤは溝の底にある小さな山が出てくるまで使えますが、目が減れば当然ブレーキ性能は下がります。ですので、雨や雪の日に安全に走行しようとするのであればやはり目がしっかり残っていることが重要になります。特にスタッドレスタイヤは表面のパターンが消えてくるとノーマルタイヤと変わらない状態になってしまいます。
大切なのは自分の車の状態を知っているということ
いろいろと注意することはありますが、大切なのは自分の車の状態をしっているということです。タイヤの目が少なくなっていることがわかっていれば無理にスピードを出して運転することは怖くてできませんし、タイヤの側面のひび割れがあることがわかっていればバーストを未然に防ぐことができます。(バーストする場合には予兆があることが多いです)
そろそろタイヤの交換が必要とわかっていれば予算も計算して前もって準備することができます。車に計画的に乗ってお得に済ませる上でも自分の車のことを知ることは大切ですね(^^)
【おまけ】タイヤのサイズ表記について
タイヤのサイズは車によって異なります。自分のタイヤのサイズを見ることができれば自分の車のサイズのタイヤで金額を比較したりすることもできるので覚えておくとよいかと思います(^^)
上の写真のようにタイヤの側面には3つの数字が表記された箇所があります(車種によっては一部表記が異なる場合もあります)
最初の3桁の数字がタイヤの幅
次の2桁が扁平率
R〇〇の表記がインチ
となっています。
タイヤの幅
例えばデカイオフロード用の車になると分厚いタイヤをはいています。地面と設置する面積が大きい方が地面をよく噛んでパワーを発揮するからです。ランドクルーザーなどの車で「265〜285mm」くらいでしょうか。反対に細いタイヤになると燃費は良くなりますので軽自動車などで「145mm」程度になります。
扁平率
扁平率とはタイヤの幅に対してどのくらいの厚みがあるのかの割合を表す数字です。
扁平率が高い=ホイールからタイヤの接地面までの距離がある=空気の層が多い=乗り心地がいい
反対に扁平率が低いと乗り心地は悪くなりますが、ハンドリングはよくなります。
インチ
インチ数はホイールの大きさになります。ホイールが大きい方がスポーティーで格好いいです。なので、車が好きな人は車の購入時についているホイールのインチサイズよりもサイズアップする、「インチアップ」をすることがよくあります。ただし、一般的にインチアップするとホイールもタイヤも高くなるので注意が必要です。反対にインチダウンするとコスト的には安く上がるのでエコ思考な方にはオススメです。
消耗品だからこそ、ここまで知っておくとよい
最後のインチの話のようにタイヤに詳しくなると燃費やコストに関連する部分がよく見えるようになります。車の購入時にインチダウンという選択をすることでタイヤの買い替え時の費用を安く済ますことなどもできます。そういったことが面倒という方も興味あれば一度当店にご相談下さい!
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